ホルミシスQ&A

Q1 ラドン、ラジウムとはなんですか?

自然界には大きく分けてウランを中心とする放射性物質のグループとトリウムを中心とするグループがあります。これを「系列」と呼びそれぞれ「ウラン系列」「トリウム系列」と呼ばれています。放射性物質はそもそも不安定な物質で常に放射線を発生しながらその姿を変化させていきます、あたかも出世魚のようですね、ウラン系列ではウランを先頭に14変化(壊変といいます)して最後には皆「鉛」になり安定した物質に変わります。この14回の変化のうち5回目の物質が「ラジウム」という放射性物質でこの次の変化で生まれる物質がラドンです。ラドンは固体ではなくガスなので空気中にも水中にも存在できるので、私たちがホルミシス効果を利用するのに何かと都合がよいのです。たとえばラドン温泉に浸かっていれば呼吸をするだけで、ラドンは肺から吸収されますし、それを飲むことでもホルミシス効果が期待できるわけです。しかもガス状物質のラドンは体内に蓄積することなく、血液の流れと共に体の隅々にまで行き渡ることができ効果も高いのです。

Q2 溶岩浴、岩盤浴とはどんなものでしょうか?これらにもホルミシス効果はあるのですか?

溶岩浴、岩盤浴共にどのような鉱物を使用しているのかによってその効果は異なります、ホルミシス効果は微量な放射線を利用した効果ですから岩盤なり溶岩に放射性物質を含んでいなければなりません。たいがいの岩盤、溶岩には放射性物質は含まれていますがその含有量はまちまちです。必ずしもホルミシス効果が得られる量の放射性物質を含んでいるとは限りません。

しかしながらこれらの鉱物には遠赤外線効果やミネラル分の浸漬効果も認められるためこれらの健康効果は期待できます。これらの違いを理解してそれぞれの施設の説明を確認して利用すると良いでしょう。ホルミシス効果のある岩盤や溶岩であればきちんと施設に表記してあると思います。

Q3 日本にもホルミシス効果のある温泉がありますか?

玉川温泉や三朝温泉などが有名です。日本は火山列島と呼ばれ多くの温泉があります。これらの温泉の中には地中深くに埋まっているラジウムなど、自然放射性鉱物の層を流れ出たものも少なくありません。これらの自然放射性鉱物の層をへて湧き上がってきた地下水の中には微量にラジウムや含ラジウムが変化したラドンガスが含まれます。これらの地下水を一般に放射能泉、または放射能鉱泉と呼びます、玉川温泉や三朝温泉はこれら放射能温泉の中でも特にラジウムやラドンの濃度が高くホルミシス効果が期待できるのため、古来より多くの人が「湯治」を行ってきました。

Q4 バドガシュタインとはなんですか?

オーストリアにある有名なラドンガスによる治療・保養の施設です。

もともとは金鉱であったこの施設は、リウマチの持病を持つ坑夫が治ってしまったという不思議な現象からその坑道内に充満していたラドンガスが原因であった事が判明し現在、隣接地に病院を建設し世界中からの難病患者を受け入れています。もともとこの地域いったいはローマ時代から温泉保養地として利用されてきました。ヨーロッパ最大規模の「湯治場」ということになります。

Q5 がん治療に効果的と聞きますが?

ホルミシス効果は微量な放射線を利用して体に有益な生理反応を引き起こさせる事です。従って適切な利用方法によってがん治療に応用することも十分可能と考えられていますし、またそれを示唆する実験データ、臨床例も多数確認されています。ホルミシス効果によって高い免疫反応を引き起こし、がん細胞を自らの免疫力で拡大を防いだり、また消退させることも可能と考えられています。

これらの治療効果の詳細については当臨床研究会のドクターにお問い合わせください。

正しく正確な情報を得て理解を深めていただく事が最も大切です。

ホルミシスが100パーセント全てのがんや病気に対処できるわけではありません、個人差、病状による違いなどなど専門の医師の指示を適切に受ける事が大切です。

Q6 「肌を若返らせる」と聞きましたが?

肌に限らず「老化」という現象は自然の摂理です。生物は生まれたその瞬間から「老化」しています。一口に老化といってもその理由については様々な研究がなされ今なお完全な解明がなされていないというのが現状でしょう。

放射線ホルミシスと「老化」については以下のようなかかわりが確認されています。

現在、老化の原因の一つに活性酸素の関与が指摘されています。

活性酸素とは普通に生体が(ミトコンドリア電子伝達系)酸素からエネルギーを得る過程で何度か発生します。この過程の最後の生産物質は水なのですが、水にまで反応しきれない一部の活性酸素は細胞を傷つけ攻撃し、お肌のしみやしわの大きな原因の一つになります。

放射線ホルミシスの効果としてこれら活性酸素を抑制する酵素の活性を示唆する実験結果があります。これら活性酸素抑制酵素の働きが活発になることで、細胞の老廃物(過酸化脂質)の除去や細胞膜の透過性の向上が期待でき、肌細胞に限らず、細胞が活性していわゆる若返り効果が期待できるというわけです。

Q7 妊娠していますが大丈夫でしょうか?

妊娠4~12週の段階で10万マイクロシーベルト以上の放射線を一度に浴びると胎児に奇形や精神発達の遅滞(知能指数(IQ)が40程度低下)の可能性があるといわれています。妊娠8週前や25週以降であれば、放射線をかなり浴びても精神発達遅延などは起こらないとされています。

しかし10万マイクロシーベルトを瞬時に浴びることはほぼ不可能です。病院で行うレントゲンCTなども一度の照射量は50マイクロシーベルトから7000マイクロシーベルト程度です。もちろん自然界には10万マイクロシーベルトを超える環境や物質は存在しません。

Q8 ホルミシス効果を標榜するさまざまな商品がありますが、信用できるのでしょうか?

むずかしい問題です。商品が信用できることに加え、商品を作っている会社、商品を販売している人が信用できる事も大切でしょう。中には大変高額なものもあるようです。高額かそうでないかはそれぞれ思いが異なるでしょうが、信用には責任がついてまわるものです。責任を果たす為には多くの研究・開発の努力をする必要があります。当臨床研究会はこうした企業に対して研究協力や専門的アドバイスを行い、場合によっては開発製品の検証など幅広く行っています。これらの商品については一定の性能を確認しています。しかしそれらが信用できたとしても使用者個々人に与える効果効能について保証しているわけではありません。放射線ホルミシス効果を標榜するに値する科学的データ・根拠の存在を確認しているのです。

巷にはこれらの科学的根拠無く無責任なものも少なくありません。こうした商品が蔓延しないよう活動することも当研究会の目的の一つです。

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